2泊3日間の休暇を取って韓国へ行って来ました。出発間際まで計画を練る時間がなく、飛行機に乗る時点で日程以外は白紙のスケジュール・・・。果たして充実した旅を過ごせるのか・・・。 今回の旅で印象的なことは・・・・ 「韓国の皆さんはびっくりするくらい親切」ということ。 地図を確認したり、路線図を見ているだけで「スミマセン、ドコイキマスカ?」とこちらが尋ねる前に声を掛けてくれました。急いでいる人までも、急に立ち止まって道を教えて走り去って行く、、、こちらが恐縮するほどの親切さでした。あまりに親切すぎて、ただ電車でガイドブックを見て情報収集しているだけでも「ドコイキマスカ?」と心配され、ちょっと困りました。さすがジェントルの国ですね。
今回は3日間の旅なので「出来るだけ時間を有効に使いたい」と選んだのが羽田空港-金浦空港のフライトです。成田空港や仁川空港発着のフライトに比べると少し高い場合が多いですが、日本と韓国での移動時間や費用、乗り換えの有無などを考えると、なかなかの選択だと思います。今回は、金浦空港からホテルまで地下鉄で移動しましたが、券売機は日本語切り替えが出来るので、初めての方でも簡単に切符を購入出来ます。また、都内の地下鉄同様に路線毎に色分けされており、日本人には分かりやすい路線図です。特に滞在が短い方や、効率良く動きたい方には羽田空港-金浦空港がお薦めです。
ホテルのチェックインも終わり、あっという間にフリータイム。午後からでも楽しめる場所ということで、仁寺洞散策へ。仁寺洞は明洞からも近く、ぶらっと街歩きを楽しめる伝統とアート感のある町並みです。石畳のメインストリートには刺繍雑貨や陶器小物など、明洞とは違ったショッピングを楽しめます。韓国コスメや海苔などのお土産なら明洞の方が多いですが、雑貨などのお土産なら仁寺洞がお薦めです。また、「サムジキル」というショッピングビルがあり、価格は観光客向けになりますが、お洒落雑貨や、韓国の伝統を取り入れたアートな小物を購入することが出来ます 。
卸売店や露店が多いだけあって、安くショッピングを楽しめるエリアです。但し、賢く満喫するには以下の注意点が必要です。
●20時以降の突撃がベスト
東大門は基本的に夜から明け方に活気づく街です。その為、20時頃から開店する店舗が多いので注意。
●モールによって一般客の扱いが違う
バイヤーが買い付けに来る東大門では、卸売がメインのショッピングモールもあります。その為、個人客の場合はあまりしっかり対応してくれなかったり、値引き無し、1枚販売不可、などの店舗もあります。日本では体験しないような冷たい対応をされても「卸売優先店だな」と気にせず他のお店に行きましょう。
●値段はまずは交渉から
露店は勿論、ショッピングモールでも値段交渉が出来たりします。最初の言い値より下がる場合があるので、恥ずかしがらずにやってみましょう。買うかどうか店頭で悩んでいると、自然に下げてくれることがありました。但し、個人客向けのモールや、値札を付けているような商品は難しいかもしれません。
東大門には普段使いのアイテムから少し値が張るお洒落なアイテムまで幅広く揃っています。価格重視の普段使いなら相場が5,000ウォン(約350円)~の「ハローエーピエム」、お洒落なアイテムなら相場が10,000ウォン(約700円)~の「doota(ドゥータ)」が買い物し易かったです。カジュアルなものの方が全体的には多いですが、たくさんあるモールや露店の中から、お気に入りを探し出す楽しみを味わえます。
のんびりした雰囲気の仁寺洞と打って変わり、賑やかな繁華街の明洞。言うまでもなく、韓国コスメショップがひしめき合っています。店舗間の競争が激しいので、多くのショップが店頭でサンプルを配りながら激しい呼び込みをしています。私は前を通っただけで腕をつかまれ、店内へ引っ張り込まれそうになりました・・・。サンプルを貰う=入店&勧誘になるので、入店したくない場合ははっきり断って大丈夫です。ちなみに入店しても無理矢理購入させられることはなく、退店時にサンプルもくれます。ただ、様々な商品の売り込みは激しいので、いらないものは「いらない」と言う勇気が必要です。日本のように暗に雰囲気を醸し出すだけでは押し切られてしまいます・・・。逆に欲しいアイテムを伝えると色々紹介してくれます。また、購入するとほとんどのショップでサンプルをたくさん貰えるのが女性には嬉しいポイントです。 日本人に一番人気なのはやはりフェイスマスク(1枚当たりの相場は1,000ウォン~5,000ウォン=約70円~350円)です。
コスメショップが目立つ明洞ですが、お洒落なファッションショップもたくさんあります。10代から20代向けの店が多くなりますが、日本でもお馴染みのファストファッションブランドなどもたくさんあります。日本では考えられないですが、路面店でも値引き交渉が可能です。また、カードではなく現金で支払うと3,000ウォン程(約210円)安くなったりします。
この旅で、色々な韓国グルメを食べたので一部ご紹介します。
●タッカンマリ
タッカンマリとは若鶏を丸ごと炊いた鍋のこと。今回は、韓国をこよなく愛するSTWスタッフイチオシの「陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ」へ行きました。東大門市場の北に位置するタッカンマリ通りにあります。
●ビビンパ
日本でも同じみのビビンパ。ビビンパ発祥地の味が味わえる「古宮(コグン)」にて、牛骨スープで炊いた甘みのあるご飯の上にナムルなどたくさんの具を乗せた伝統ビビンパを食べました。「古宮」は仁寺洞や明洞などにあります。
●サムギョプサル
豚の三枚肉の焼き肉サムギョプサル。コチュジャンを付けて食べるのがGOOD!今回は名洞の「豚豚村炭火カルビ(トントンチョンスップルカルビ)」へ行きました。こちらでは普通の鉄板ではなく網鉄板の上で焼くので、余分な油も落ちちゃいます。
明洞ではとにかく歩き回りました。お陰で脚がヘトヘトに・・・。そんな時はやぱりカフェでひと休み。「CAFFE PSCUCCI」(左)と「MYEONG DONG CAFFE」(真ん中・右)でカフェラテでほっと一息。どちらも美味しかったです。「MYEONG DONG CAFFE」ではドリンクを頼むと無料でケーキとクッキーが付いてきたのでビックリ!最近のソウルでは結構多いそうです。
明洞の街中でスヌーピーの格好をした呼び込みに遭遇。無言でハングル語のチラシを持っていただけなので、何と書いてあるのか分らなかったのですが、なんとなく犬好きの嗅覚?が働きました。半信半疑で地図のビルの4階へ・・・ビンゴッ!!念願のドッグカフェ発見!日本ではなかなか見かけないドッグカフェ。ついにソウルの地で発見しました。観光を中断し、1時間半以上過ごしてしまいました。
日本の猫カフェと違い、犬を抱っこしても良いようです。でも寝ている犬を起こすのは禁止です。
異国の地だけあって、やはり街を散策していると見慣れない衝撃の瞬間と出会うこともあります。明洞ではこの巨大ソフトクリームが流行りのようです。このサイズで約100円くらいでした。また、仁寺洞の占い通りは、1項目につき3,000ウォン(約210円)で占ってくれるという破格の値段でした。
食べたり、買ったり、散策したり・・・・。
気が向くままに過ごしたソウル3日間。白紙のスケジュールで到着した割には、いざ着いてみればスムーズに予定が組め、思う存分満喫出来ました。大好きなスーパーで食材も安くゲットしました。
今回の旅のささやかな思い出。それは「胡桃饅頭」。カステラのような生地の中にこしあんと胡桃が入った一口サイズのおやつです。なんとなく懐かしい味で忘れられません。皆さんもソウルへ行く際には、是非「胡桃饅頭」をお召し上がり下さい。